社会福祉法人の計算書類チェックポイント研修会
もう今年も終わりですね。個人だと決算2ヶ月前、いまが来期の事業計画を立てる時期です。
弊事務所も来期は社会福祉法人について力を入れていこうと思っており、今日は来年1月に開催予定のセミナーについての打ち合わせを行いましました。
詳細な内容はまだ決まっていないのですが、
年度末は計算書類の作成が必要なので、それに役立つ計算書類のチェックポイント研修会を行おうと計画しています。毎期、誰の助言も得ず前年踏襲で計算書類を作成していると、実は誤って作成していることも気づかず、また同じ誤りをして計算書類を作成してしまうということは多々ある事例です。正しい計算書類はどの部分の数字がどの書類のどこの部分と金額が一致しているものなのか等、チェックする目線で計算書類を見てもらう研修となる予定です。
計算書類の簡単なチェックポイントさえ知っていれば、大きな誤りは防げますので、チェックのコツをぜひ身につけて帰ってもらえたらと思います。
ぜひ社会福祉法人の管理職の方は奮ってご参加くださいませ。
開催は1月上旬です。
また後日、募集告知を行いますので、
よろしくお願いします。
社福研都道府県リーダー会議
社福研都道府県リーダー会議への参加のため、東京に来ました。
今年から福井県リーダーになったので、より色々な活動の裏側を知れるようになり、面白く感じます。
今回、強く強調されていたのは別添2の普及活動でした。
別添2というのは、普通法人の中小会計要領チェックリストと似ています。税理士や公認会計士は、社会福祉法人が作成した決算書が、別添2に掲載されている項目について問題がないことを確認し、その結果を書面にて報告するすることができます。その結果、決算書の信頼性が確保され、法人の対外的な信用が高まります。
会計監査および専門家による支援について | TKC全国会 社会福祉法人経営研究会
社会福法人の指導監査などを通じて、多くの決算書を見てきましたが、毎度かなり多くの誤りが発見されます。特に、拠点区分やサービス区分が適当になっているもの、内部取引が相殺されず資産負債、収益・費用が両膨らみになっているもの、取引が簿外になっているもの等々、別添2を付けようとチェックしていれば見つかるような大きな間違いが普通にあります。
全国の社会福祉法人の決算書はこのワムネットで開示されています。
地域福祉に重要な役割を担っている社会福祉法人、
その事業に継続性があるのか、健全経営できているのか、
少し自分事としてとらえて、自分の地域にある法人の決算書は覗いてみましょう。
MR設計ツールで経営分析資料の作成を自動化
TKCの会計ソフトはFX5からe21まいスターまで売上規模に応じて費用負担と使い勝手とで勘案してラインナップがあります。
うちの事務所はFX4、FX2、e21まいスターを利用されている関与先があります。
そのなかでe21まいスターを使っていると使えない機能があるのが、悩みの種です。
その機能は部門別管理機能とMR設計ツールです。
システム移行とMR設計ツールの活用で"関心を抱かれ・歓心を得て・感心される"事務所を目指す | 会員事務所の声 | 税理士・会計士の皆様へ | TKCグループ
e21まいスターは部門別管理とMR設計ツールが使えません。
単一部門、単一商品、単一サービスを扱っているのであれば、部門別管理もMR設計ツールも必要ないのですが、複数商品・サービスを扱い始めると、何が良くて何が悪いのか、部門別管理をしたりMR設計ツールを使わないと原因分析が効率的にできません。
MR設計ツールを使って関与先の業績を分析したり、経営レポートを作成してお渡ししたりするのですが、企業の問題点が一目で分かりますし、グラフの自動作成により細かく見ていては気づかない大きな視点での数値の変化も気づくことができます。
最近、e21まいスターからFX2への移行した関与先があるのですが、今まで見えなかったものが見えるようになり、毎月の巡回監査の精度、数値の理解の深みが増しています。
e21まいスターだと会計入力の自動化までは対応できますが、経営分析資料の作成までは自動化できません。FX2以上のソフトだと会計入力の自動化と経営分析資料の作成も自動化できます。
e21まいスターは年商5,000万円までを想定させれていますが、それを超えてももちろん処理できますが、それよりも早くFX2へ移行されることをお勧めします。
書面添付シンポジウム
本日は書面添付シンポジウムに参加してきました。
書面添付というのは、税理士が作成した申告書について、税務の専門家としてどのように調製したのかを書いた書面を申告書に添付することをいいます。
正しい決算書が作成されて、それをもって正しい申告書を作成しましたよというお墨付きを税理士の責任でもって保証するんですね。もちろん嘘を書いたら税理士は懲戒処分となります。
税理士は自ら責任を負いに行くわけですから、関与先はこの書面が添付されていると税務署や金融機関からの信用が格段に上がります。
税務調査でいえば、書面添付が付いている申告書については、まず関与している税理士への意見聴取があり問題がなければ是認され、問題がある場合に実地調査に移行します。書面添付が付いているもののうち、実際の調査に移行しているのは1.2%(H29年度)であり、申告書に適切な税理士の書面が添付が付いていればほぼ実地調査は省略されるといっていいのではないかと思います。
また、金融機関にとってもこの税理士の作成した書面を、「顧問税理士が決算書の作成プロセスを含め精査した正確な決算書の『信頼性の証』」であり、「融資審査における客観的かつ良質な『お客様情報』のひとつ」として位置付けているそうです(三菱UFJ銀行資料に記載)。
三菱UFJ銀行の和田氏によれば、
①粉飾→申告書に書面添付が付いているか?
②二重帳簿、二重決算書の恐れ→決算書はTKCモニタリング情報サービスで提出されているか?
+
③社長が自社を数字で説明できるか?
の3点で会社の信頼性が分かるとのこと。
今回のシンポジウムでは、書面添付の記載事項について、税務署から見た視点、金融機関から見た視点で、書いて欲しいことが異なり面白く有意義でした。
今後も、1件、1件、書面添付実践していきます。
レベル上げ
最近、ドラクエウォークをしていると、これは人生に似てるなと思います。
例にとるとキャラのレベル上げ。キャラのレベルを上げるために敵と戦いますが、経験値が最初から半分までは全然力が入りませんが、半分から最後にかけては力が入ります。あともう少しでレベルが上がるなら、もう少し歩いて敵を倒そうかなという気分になります。気づいたら、一日かなりの歩数を歩いていたみたいな。気づいたら主人公のレベルは32になりました。誰か巨大モンスターを一緒に倒しにいきましょう。
一日一日、毎分毎秒、人生のレベル上げです。
リアルな社会は経験値がどこまでたまったら自分のレベルが上がるかは、誰にも設定されていません。自分で目標値を設定して、そこに淡々と経験値を貯めて最後ラストスパートでレベルを上げてしまいましょう。そして、また次の目標値を。
思えば遠くへ来たものだ。
きっと日々、目標を設定してレベル上げを淡々としていると、そんな気分になるのではないでしょうか。
たまに夢のなかで会計士試験の勉強をしています。いまでも。これが結構辛くて、起きて夢で良かったと思います。
そのとき、そのとき、自分が決めた宿題をこなしていきましょう。
悪夢は夢のなかだけで結構。
現実は希望を持って前進です。
環境が人を作る。
環境が人を作りますね。
子どもたちを見ていると、
競争とまねごとが好きなようです。
上の子は下の子と、
いつも競争しています。
競争は好きでも、
負けるのが嫌で、
負けるといつも泣いています。
私ともかけっこで勝負してますが、
当然、私の方が速いので泣きます。
勝てると思っているみたいです。
そして二人とも真似ごとが好きで、
上の子はままごとに夢中ですし、
上の子が音楽に合わせて手拍子したり、踊ったりしていると、
下の子は同じように手拍子したり、踊ったりします。
子どもは生まれ持って、
競争とまねごとが好きなようにできているのか、
はたまた遺伝なのか。
私も小さい頃、競争が好きでした。
それは今でも続いているかなと思います。
人を見て、自分も負けてられないなと思います。
もっと頑張りたいなと。
やる気のある人の中に身を置くことで、
自然と引っ張り上げてもらえます。
競争とまねごと、
大人になっても、
切磋琢磨できる関係や、
見習いたいなと思える人と
出会える環境に身を置きたいですね。
ライフスタイルに合わせた戦略。
個人で事業を始めたり、経営改革に乗り出したりと、お商売で変化が大きいときに、個人のライフスタイルでも大きな変化があると、かなり大変です。
起業して結婚して子どもができて家を買ってと、ライフスタイルが変わるにつれて、事業の形態を変える心積りがないと、仕事か生活かの二者択一となってしまいます。
しかも、ビジネスが小さければ小さいほど、ライフスタイルやライフイベントに影響されます。
様々な犠牲を小さく収めたり変化を受け入れるためには、ライフスタイルもビジネスモデルも、変化に対応できるような形にしましょう。そうではない場合、将来の変化を見越して体制を整えていきましょう。
生産性は分業により向上します。
現在、ITにより様々な作業が、分業できるようになりました。
ITを使ったライフスタイル、ITを使ったビジネスモデルに変え、分業がしやすく、先の変化に対応できるよう準備が必要です。
日々、先を見越した準備。
積み重ねましょう。