座して死を待つか、積極攻勢に転じるか。
TKC大和部会から本が届きました。読むと力が湧いてきます。
企業の闘いも、戦場と変わらず、
とり巻く環境の変化は目まぐるしく、
一つとして、同じものはない。
事故や事件はつきもので、
平穏無事が続く方が異常だと考えた方がいい。
ただ、そうしたなかでも、信用の失墜ほど怖いものはないだろう。
業績上の危機を克服し、次第に業績が上がりだしても、
手綱を緩めるようではいけない。
世間からの信用をほんとうに取り戻す体制を再構築できたかどうかは、
まだわからないのである。
得意先の「声」にもっと真摯に耳を傾ける。
現場に踏み込む。
直接指揮をして、徹底的に「声」を聞いてくるようにする。
その行動のなかに、掴むべき真実がある。
現場の活動を克明に記したレポートを提出させることで、
何が欠けていて、今後、何をすべきかが見えてくるはず。
その、無限にある、なすべきことをなしていくうえで、
積極精神は欠かせない。
座して死を待つか、積極攻勢に転じるか。
逃亡の理論をむなしく組み立てるか、
生きる理論を創り上げていくか。
いずれも、後者を選択するリーダーにこそ、道はひらかれる。
座して死を待つか、積極攻勢に転じるか。
座して死は待てないですね。行動しましょう。