【読書感想】「ツイッター創業物語」ニック・ビルトン(著)を読んで
2014年8月20日(水)
こんばんは、inakaboyです。
やっと読み終わりました「ツイッター創業物語」ニック・ビルトン(著)。
僕がツイッターを始めたのは2009年8月、今から約5年前ですね。
当時、このツイッターというおもちゃにハマり、色んな人をフォローして興味のある話題に突っ込みを入れたりと会話を楽しんでいましたが、誰しも陥るツイッター疲れから更新するのをやめていました。今はあまり人の投稿は見ていないかなぁ。^^;
そのかわり、検索をよく使うようになりました。自分と同じことに関心のある人の投稿を見つけやすくて便利ですね。
と、僕のツイッターの使い方はどうでもいいとして、この本、
サブタイトルが、金と権力、友情、そして裏切り。
金と権力が絡むと友情は破壊される。
創業者のなかのエブという人物(僕はなんかこのエブに好印象を持った)は同じ創業者のジャックを会社から追放してしまう。そしてその後、エブも・・・。
ツイッターが、どういう理念を持って作られたサービスか、また、それに関わるジャックやエブがどのような人生を歩んで行ったのか、気になる人はぜひ一度読んでみることをお勧めします。お金や地位・名誉が絡むと人間関係ってうまく行かんもんだなぁと感じますよ。
さて、僕がこの物語の中で、エブに好感・共感を持ったのはビジネスを一緒にやる仲間を自分の友人から選ぶ流儀があったこと。信頼できる人間を使うため。
エブはツイッターを経営する前、父の財産を使いプレクサスという会社を起業・経営し(従業員には友人を雇った)たが、廃業・一文無しになった経験を持つ。エブはアイデアマンであったため、色んなアイデアやプロジェクトを従業員にどんどん実行するよう下ろしていった。その結果、お金も人員も分散し、どれも中途半端になり、会社は倒産、そして、一緒に夢見た仲間との友情も終わったそう。
その経験からエブはこう誓いました。
エブはふたつのことを自分に誓った。ひとつ、父親に金を返す。ふたつ、また会社を経営する機会があったら、二度と注意を分散させない。強固な決断を下し、それを動かさない。(p.290)
僕も比較的アイデアは良く出る方だと思う。だから、こう全部が中途半端になってしまうことも良く分かる。意識的に"やらない"と決断すること、大事です。人間の生きる時間・起きていられる時間・集中できる時間は限られています。時間を効率よく使うためには、やらないと決断し時間を作ることから始める。
今、現代最高の経営者のひとりと言われているイーロン・マスクもこう行っています。
他人にとって自分が高い価値を出せると自信がある領域にフォーカスすることが重要
アイデアが社会にとって価値のあることか、そのアイデアを実現させる自信が自分にあるか。やる前に一度考えて!
さ、君もあれこれ手をつけるのはやめようぜ!(自戒の念を込めて。)
それでは、また!