【起業】事前に業界の構造を下調べしよう。黒字企業の経営指標はどうなっている?
起業するときに
何も情報なく起業すると、
あとで痛い思いをします。
会社経営には、ひと・もの・金・情報が大切だと言われます。
起業したときにひとも、ものも、お金も、情報もすべて持っているひとはほとんどいません。というか、持ってるものってなにもないんじゃないでしょうか。
ゼロから始めるためには、まずできること、情報集めをしましょう。
現状はどうで、これからどうなる可能性があるのか、
業界の傾向や構造を事前に知るためにいいツールがあります。
それは、株式会社TKCの提供する経営指標BASTです。
このBAST、株式会社TKCが提供する会計システムを利用している黒字企業の決算数値を集計して計算された経営指標で、業界平均や黒字企業の平均を知ることができます。
TKC経営指標(速報版) | 起業・経営改善に強い梅田公認会計士事務所
もし、中華料理屋を始めたいなぁと思っている人は、このBASTを使えば中華料理店の構造を知ることができます。上記を見ると、限界利益率が70.2%ということなので、材料の仕入は販売価格に対して、約30%くらいが黒字企業の平均、ということが見えてきます。また、労働分配率が54.7%ということから、限界利益のうち、人件費に54.7%ほど使ってもいいという予想が立てられます。
具体的には、月の売上高が200万円の場合、30%の60万円が材料仕入、残り70%の140万円が限界利益、そのうち、54.7%の約77万円が人件費という計算ができます。生産性(月/人)を見ると、ひとりあたり売上高は54万円なので、月200万円の売上を見込む場合、3.7人の従業員が必要かなというあたりを付けることもできます。
会社を黒字化するためには、ひと・もの・お金をどう配分すれば良いか試行錯誤するしかありません。そのときに、他の黒字企業がどこに何をどれだけ配分しているか知ることが一つの目安となります。
事前に『情報』を収集して、起業を成功させましょう。
より詳細なBASTの情報は当会計事務所で提供することができます。
起業・経営改善は当会計事務所までご相談ください。