【e21まいスター】銀行信販データ受信機能を使う経理事務。
会計ソフトが使いこなせないと経理事務が変わりません。
e21まいスターを使っているのであれば、
今回はe21まいスターの銀行信販データ受信機能の使い方です。
システムの特徴
銀行の取引データやクレジットカードの取引データを受信して、仕訳を自動作成してくれる機能です。
もし預金通帳を記帳して、通帳を見ながら会計ソフトに入力していたり、クレジットカードの領収書や取引明細を見て、会計ソフトに入力していたりするのであれば、そのようなことが必要なくなります。
具体的には、銀行の取引データを取り込むと、入金取引は予め借方に普通預金がセットされます。反対に、出金取引は貸方に普通預金がセットされます。
クレジットカードの取引も、クレジットカード利用の都度、貸方にその他の流動負債がセットされます。電子マネーのチャージを仮払金処理している場合は、電子マネー利用の都度、貸方に仮払金がセットされます。
勘定科目だけではなく、もちろん金額もセットされるため、あとは摘要欄を登録して仕訳の登録は完了します。
【取り込みデータと予めセットされる仕訳の型】
取り込みデータ |
種類
|
借方
|
貸方
|
預金取引
|
入金
|
|
|
預金取引
|
出金
|
|
|
クレジットカード
|
取引 |
|
その他の流動負債
|
電子マネー |
取引
|
|
仮払金
|
定型取引が自動セット
取引明細の『誰と取引をしたのか』を会計ソフトが覚えます。
一度、会計ソフトが覚えた取引はその時以降は、預金取引データやクレジットカードの取引データを受信するだけで仕訳の型がセットされます。
例えば、〇〇さんからの入金という預金の入金取引を、
とすると、次回の入金以降は何も仕訳を選択する必要なく、
という仕訳がセットされます。
JRの切符をクレジットカードで買えば、
(借)旅費交通費 / (貸)その他の流動負債 JR乗車券
JRの切符をSuicaで買えば、
(借)旅費交通費 / (貸)仮払金 JR乗車券
が自動的に計上されます。
【定型取引の場合】
取り込みデータ |
種類
|
借方
|
貸方
|
預金取引
|
入金
|
||
預金取引
|
出金
|
買掛金
|
|
クレジットカード
|
取引 |
旅費交通費
|
その他の流動負債
|
電子マネー |
取引
|
旅費交通費
|
仮払金
|
※公共交通機関を使うと領収書を発行できないところも多いので、仕訳の計上漏れもありがちですが、電子マネーを使うと漏れがなくなります。
注意すべきこと
一旦確定した仕訳は会計ソフトに記憶されます。それが間違っていようがいまいが記憶されしまうので、一度間違えると次回以降の仕訳も間違えることとなります。
そのため、間違えた仕訳を登録してしまったり、もう使わなくなった仕訳などについては、仕訳ルール一覧を見て仕訳の型の修正または不要な仕訳の削除をするようにしましょう。
取引も会計処理もシンプルにすれば、
経理事務も生産性もあがります。
シンプルを意識しましょう。
Twitterやってます。