証憑ストレージサービスを運用した結果とこれから。
証憑ストレージサービスを4月に導入して約半年たちました。
スキャナ保存制度に対応 TKC証憑ストレージサービス | TKCの会計ソフト「FXシリーズ」 | TKCグループ
良かった点と良くない点を挙げてみようと思います。
【良かった点】
・仕訳帳を見るだけで、根拠となる領収書などの証憑まで辿ることができる。
・スキャンデータからの仕訳計上は、過去と同じ取引先からの領収書は過去計上した勘定科目と同じものが予めセットされるため仕訳に迷うことがない。
・従業員の持つ領収書から仕訳計上ができ、かつ、経費精算が楽になった。
【良くない点】
・OCRでの読み取りの精度がそれほど良くない。補正が必要。
・スマホでのスキャンが遅い。
・スマホでの補正が使いづらい。
と、今のところこんなところでしょうか。OCRでの読み込みの精度とスマホの操作感が一番のストレスですね。
最初のイメージとしては、こう運用するつもりでした。
証憑をスマホでパシャリと撮って、会計ソフトに読み込むと仕訳データが作成される。
でしたが、OCRでの読み込みの精度が高くないため、すべて取引内容を補正(正しい情報に修正)する必要がある。ただ、スマホで補正しようとすると、とても動作が遅いため結局PCを開いて補正するため、このように運用しています。
スマホやスキャナ(ScanSnap)で証憑を画像データとして読み込み、PC上でデータを補正し、会計ソフトにデータを流し込んでいます。
本当はスマホでパシャ、会計ソフトで補正だといいのですが、そうはいかず、証憑ストレージサービス(Web)で読み込んだ画像データを補正して、会計ソフトに流しています。
だんだんと慣れてきたので、前ほどストレスはなくなりましたが、あと一歩改善して欲しいところです。
改善して欲しい点はありますが、導入して良かったです。請求書や領収書等を従業員と分担してスキャンできるため、私の事務負担は軽減されました。また、スキャンデータの補正さえ適切にされていれば、仕訳はほぼ自動で作成されるため快適です。
<運用のながれ>
各担当者:スマホで証憑をスキャン→証憑ストレージサービスを開く
→PC上で情報を補正(取引先名、数値情報等)
⇒ 経理部:会計ソフトを開く→証憑から仕訳を作成する
上記の流れだと比較的ストレスなく、証憑ストレージサービスで経理事務は効率化できます。
他にも運用方法があるかと思いますが、
スマホで撮影、PCで補正が今のところ一番効率的です。
いつかスマホで撮影だけで仕訳が作成されるようになることを期待しています。
※スキャナーはScanSnapがお勧めです。
富士通 スキャナー ScanSnap iX100-B (A4/片面)
- 出版社/メーカー: 富士通
- 発売日: 2015/02/06
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