梅田公認会計士のダイアリー

会計で会社や社会を良くしたいと情熱を燃やしています。現在、起業支援の拠点としてコワーキングスペースの運営にも力を入れています。

【e21まいスター】一人あたりの指標で分析してみる。生産性分析。

2016年8月10日

 e21まいスターはワンクリックで生産性分析ができます。

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 業績の確認の最新業績をクリックすると、下記の変動損益計算書の画面が表示されます。

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 この画面で『F5 生産性分析』をクリックすると、一人あたりの売上高や限界利益、固定費、経常利益を見ることができます。

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 毎月、一人あたり売上高や一人あたり経常利益がどのように推移しているか注視することが大切です。

 

 ひと一人に現状、どれだけのコストがかかっているのか、人ひとり増やしたとき、どれだけのコストが会社としてプラスされるのか、また、採算ベースに乗せるには、ひとりあたりどれだけの売上を確保する必要があるのか。

 

 ざっくりと、一人採用したときの人件費プラスアルファの追加コストを限界利益率で割り戻してみると、一人あたり目標売上高を計算してみましょう。

 

ひと一人を採用したとき、どれだけの売上高がプラスでトントンか

追加コスト(ひとり分の人件費+保険料等のコスト)÷ 限界利益率 = 必要売上高

 

ひと一人を採用したとき、目標利益を出すための売上高は?

(追加コスト+目標利益)÷ 限界利益率 = 必要売上高

 

 一緒に働いてくれる従業員のために、どれだけの売上が必要なのか知ることや、従業員自身に目標を設定して知らせることが大切です。

 

 まず自社の数値を各自が知ること、知ってどう行動するか決定すること。

 

 一人あたりの採算を向上させ、筋肉質な会社を作りましょう。

 

 それではまた。