【e21まいスター】勘定合って銭足らずにならないために必ず見るべき資料。
2016年8月3日
売上は上がって、利益もあがっているはずなのに、なぜかいつもお金が足りない・・・。
お金はどこへ消えてしまったのか。
そんな疑問を持ったことはありませんか?
利益が出たら、税金は納めなくてはいけません。
納めなくてはいけないのは分かっていますが、そんなお金はどこにもありません。
お金がなくなると、資金繰りにつまり、黒字であっても倒産することになります。
これを黒字倒産といいます。
黒字倒産する理由は、会計が発生主義で利益が計算されることと、キャッシュイン・キャッシュアウトに期間的なズレが生じることにあります。
例えば、どこかから商品を仕入れて、どこかへ販売する業者があるとして、その商品を仕入れた在庫は、売れたときに費用となります。売れ残った在庫は会社の在庫として計上されます。
売れて利益が出ていても、在庫として計上した分のお金はすでに会社から出て行ってしまっているので、キャッシュとしては売れ残った分、マイナスとなります。
売れても売れても、同時に在庫が膨らんでいる状態は、キャッシュがどんどん在庫に入れ替わっているだけで、会社にとって使えるお金が全然残っていない状態に陥ってしまいます。これが続くと黒字倒産となります。
会社に使えるお金が残ってこその経営です。
会社に残るお金はどれだけあるのか?
それをリアルタイムでモニタリングしていくことが必要です。
そのための資料がTKCシステムを利用すれば半自動的に作成されます。
e21まいスターの画面
業績の確認の、資金繰り実績をクリックしてください。
すると、このような資料を見ることができます。
ざっくり言えば、経常収入は営業して販売した結果、入ってきたお金、経常支出というのは、商品を購入したり人件費を支払ったりしたお金、決算設備等支出、借入金返済、資金運用等、借入金調達については読んで字のごとくです。
ここで大切なのは、経常収入‐経常支出がプラスになっているかどうかということです。経常収入‐経常支出が継続的にマイナスになっている場合、売れ残りの在庫が積み上がっていることや、売掛金が回収できずに滞留している可能性があります。最低でも借入金の返済分はここで稼がなければ、じきに事業が継続できない状態となるでしょう。
業績の確認の最新業績をクリックすると、この画面がでてきますが、
ここでいくら利益を上げようとも、お金の支払と回収がきちんと管理できていなければ、資金繰りが悪くなる可能性が高まります。
商品を提供したら、適時・適切に請求書を発行すること、請求したら適切に売掛金の回収管理を行うこと、商品を購入したら、適時・適切に記録し、必要資金を確保して支払いが滞らないようにすること。
勘定合って銭足らずにならないためには月に最低一回は資金繰り実績を必ず見て、キャッシュフローの改善のために次のうち手を考えていきましょう。
それではまた。
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