民主主義的な方策の限界。
2016年7月9日
今日は金沢にて生涯研修に参加してきました。
そのなかで、高野住職の講演を聞くことができました。
話の内容については、リンク先のブログがよくまとまっていたので、こちらをどうぞ。
「限界集落」神子原(羽咋市)を甦らせたスーパー公務員 | 蓼食う虫の記
話の中で、公務員はできない理由を考える天才だと話していました。
『前例がないです』
『○○という法律でできないんじゃないですか』
『もし失敗したらどうするんですか?』
この思考がそもそも間違っていると。
できる理由にフォーカスして、できない理由は見ないようにしたという言葉が印象的でした。
最初からうまくいくことなんてないです。うまくいかないから、うまくいかない理由を考えて、次はうまくいくよう考えるんですから。
JAに卸すのをやめて、直売にしよう!と声をかけたところ、
『余ったらどうするんや?責任とって買い取ってくれるんか?』
と声が上がったそうです。
普通ものが余ったからといって、買い取ってくれる業者はどこにいるんですか?と答えたそうです。
直売に最初に手を挙げた農家は3件。その他大勢は全員反対。
その中で、これしか道はないと突き進んだ結果、今があります。
多数決で決まる民主的な方法で正しい道を決めるためには、構成している人民が進むべきビジョンや理念を共有している場合に限り機能します。
ビジョンも理念もないとき、民主的方法は過去の経験から一番リスクの低い選択肢が選ばれます。
リスクを取らないことこそ、リスク。
変化を受け入れた人、自ら変化することができる人や組織が、この経営環境が激変する今を生き残ることができるでしょう。
みんながいいというから、いい。
そんな考え方から脱却し、自分の価値基準を見つけてください。
まずあなたのの価値基準であなたが成功することが大切。
みなさん、成功しましょう。
それではまた。
ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
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