梅田公認会計士のダイアリー

会計で会社や社会を良くしたいと情熱を燃やしています。現在、起業支援の拠点としてコワーキングスペースの運営にも力を入れています。

損益分岐点売上高をはじくこと。

2016年6月23日

 以前、変動費と固定費を分解することが大切だと伝えました。

 

事業計画はまず変動費と固定費に分解して分析! - 梅田公認会計士のダイアリー

 

 次に何をすべきか、

 

 それは、損益分岐点売上高を計算することです。

 

 損益分岐点売上高というのは、売上から変動費を引いた利益が固定費と一致して利益ゼロ(損益分岐点)の売上高のことを言います。

 

 損益分岐点売上高の計算式は

 損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率 です。

 

 さて、起業したばかりですと、自分の生活費を残すということを計画に入れ忘れてしまう方がいらっしゃいます。

 

 なので、起業する際には、

 目標売上高 = (固定費+生活費) ÷ 限界利益率 で計算すると良いです。

 

 借入を行った場合には、

 目標売上高 = (固定費+借入返済額+生活費) ÷ 限界歴率 を使いましょう

 

 ※注意)上記式は簡便的に利益にかかる税金のことを考慮していません。

 

 

 事業計画は売上高から計算するのではなく、固定費と必要利益から逆算して目標売上高を計算し、目標売上高を達成するための商品・サービスの設計を。

 

 何事も逆算する癖をつけましょう

 

 本日は損益分岐点売上高のお話しでした。

 それではまた。