在庫管理は売上が成長している今だからこそ必要です。
2015年8月3日
在庫管理していますか?在庫管理というのは、簡単にいえば在庫の動きや状態を帳面につけるということを言います。
帳面の例:在庫表 テンプレート&フォーマット集【在庫管理】 - NAVER まとめ
もし、在庫管理ができていない場合、どう会社の会計に影響する可能性があるでしょうか?
「売れる商品なのに在庫がなくて売る機会を逃してしまった」
「売れない商品がそのまま売れずに滞留して在庫が膨らんでいる」
「いま、どの商品がどれだけあるのか分からない」
「何が売れ筋で、何が売れ筋ではないのか分からない」
「店内にいったいいくらの在庫があれば適正か分からない」
「在庫が盗難されていることに長年気づかなかった・・・」
などなど、こういうこと思い当たりませんか?
在庫の管理をしていれば気づくことがたくさんあります。
さて、会社の目的は株主が出資したお金を、会社がモノやサービスを売ることで、そのお金を増やすことです。
株主はお金を会社に入れて、そのお金で商品を仕入れてお客さんに販売します。そして、仕入れた金額よりお客さんに販売した金額の方が大きければ儲けになります(図:P/Lの赤字部分)
※P/Lというのは損益計算書のこと。売上(お客さんからもらったお金)から原価(仕入れ先などに支払ったお金)を引き一年間の利益(儲け)を計算する書類。
売上が多くなればなるほど、売るための商品を仕入れなくてはならないので、在庫はどんどん膨らんでいきます。
在庫がどんどん膨らんだ結果、手持ちの現金が少なくなります。
(図:B/Sの左の部分 在庫の面積が大きくなると現金の面積は小さくなります。)
手持ちの現金がなくなって、支払ができなくなると、倒産です。
せっかく売上が大きくなったのに、倒産・・・なんてなりたくないですよね。
このストーリーを避けるには在庫管理が大切です。
期末の実地棚卸をしていない?
在庫がどこにどれだけあるか分からない?
もし、在庫管理がずさんだと、売上が順調なうちはいいですが、ひとたび売れなくなると会社の生死に関わります。注意してくださいませ。
会計で財務基盤を固めながら堅実に成長しましょう。
それではまた。