梅田公認会計士のダイアリー

会計で会社や社会を良くしたいと情熱を燃やしています。現在、起業支援の拠点としてコワーキングスペースの運営にも力を入れています。

日和山と石ノ森漫画館。

2015年5月6日

   今は福井への帰りの道中。石巻ではまた新しい出会いもあって、楽しい時間を過ごしました。ありがたいです。

  さて、昨日の話です。
  地元の方に案内してもらい日和山へ向かいました。
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  日和山石巻が一望できる小高い山で、震災のときに多くの人が避難して逃げてきた場所です。
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  この長い階段を上がるのに、こけて怪我をしたお年寄りが多かったそう。確かに一段一段が高く階段を上がるのに力が入りました。
   裏の方にまわると、石ノ森漫画館が見えます。徐々に人が戻ってきて住宅も増えてきていますが、空いた空き地もちらほら。
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  次に向かいの山に案内され対岸から日和山を見ました。
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  日和山へ登る長い坂が見えますが、そこに逃げてきた車がたくさん並び、また大きな建物の隣に屋根が緑のピンクの建物が見えると思いますが、そこの上までも津波が来たそう。だから、そこで働いていた方は屋上に逃げたにも関わらず流されてしまったそうです。

 「 津波で流され、電線に必死にぶら下がり流れにたえ、死んでしまってぼとりぼとりと下に落ちた。」

  そう悲しく語っているのが印象的でした。

  地元の方と別れた後は、石ノ森漫画館へ。
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  漫画館の中には漫画家の方からの復興の応援メッセージやイラストがあり、多くの人が訪れていました。
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  地元ライダーもカッコ良かった!
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  夜は地元の方と一緒にご飯を食べました。
  被災から4年。
  人が戻ってきて、少しずつ活気も出てきているように見えました。前に来たときに感じた、必死さ悲しさ辛さは影を潜め、今回は平穏さえ感じました。

  徐々に復興は進んでいる、嬉しいね。

  ただ、またまだ救われていない人がいることも事実。ある方は「元気な人と元気でない人の格差が広がっている」と言われていました。ボランティアの手が必要な方もいるけれど、今だからこそ、人目を気にして頼ることができていない人がいるそう。

  手を貸してと言えないひとの心が手を貸したい人に届きますように。手を貸したい人の波が東北に途絶えませんように。

 祈って帰りたいと思います。

  今日はほんといい天気ですね。
  それではまた。