梅田公認会計士のダイアリー

会計で会社や社会を良くしたいと情熱を燃やしています。現在、起業支援の拠点としてコワーキングスペースの運営にも力を入れています。

伝わらないと意味がない。

昨日はTKC社福研の情報交換会でした。

TKC全国会 社会福祉法人経営研究会 | TKCグループ

 

TKC社福研の重点目標は別添2の添付件数の増加です。

別添2というのは、(別添2)財務会計に関する事務処理体制の向上に対する支援業務実施報告書のことをいいます。

公認会計士や税理士が社会福祉法人の作成した計算書類を別添2に記載されているチェックリストに基づいて点検し、点検した結果を法人に報告することで、その過程で見つかった誤りは直されて正しい計算書類が開示されますし、正しい処理を理解することで次年度以降、計算書類が正しく作成される業務処理体制が法人内に整備されていくことにつながります。

また、この別添2を所轄庁に提出することで指導監査の監査周期が延びたり、会計管理に関する監査事項が省略されることがあり所轄庁および法人の監査の時間が省力化されます。

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https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/shakai-fukushi-houjin-seido/06.html

 

社会福祉法人に関与している公認会計士・税理士も、計算書書類のチェックに別添2を使えば確認作業が効率化します。

 

この別添2の制度ですが、まだまだ社会福祉法人にも公認会計士・税理士にも所轄庁にも理解が浸透していないようです。今回の情報交換会でも、理解されていないことによる悩みが多かったように思います。

 

 

別添2はどういった書類なのか、

どのように作成されているのか、

その書類が添付されていると

どのような効果があるのか、

 

チェックしてもらう側も、

チェックする側も、

チェックした結果を受け取る側も、

理解していないとやっている価値が伝わりません。

 

理解してもらうために伝える活動が必要だなと感じました。

 

やってもやっている意味が伝わらないと。

 

社会的な理解が得られてこそ、

やりがいがあるというもの。

 

微力ですが、別添2の添付の実践と、

情報発信に力を入れていこうと思います。