【e21まいスター】会計ソフトへの入力が終わったら取引の確認を開こう。
会計ソフトが使いこなせないと経理事務が変わりません。
今回はe21まいスターの取引の確認の使い方です。
■取引の削除・修正は仕訳帳から
■勘定科目残高一覧を注意して見よう
■月次チェック報告書を税理士事務所へ送信しよう
取引の削除・修正は仕訳帳から
e21まいスターに登録した仕訳の削除・訂正は画面中央にある【取引の確認】の仕訳帳を開いて該当する仕訳を選び削除・訂正することができます。
また、月をまたいだ訂正ついては、その仕訳自体を削除することはできず、一旦その仕訳のマイナス金額の仕訳を登録し、改めて正しい仕訳を登録することが必要となります。TKCの会計ソフトは取引の訂正履歴をすべて残すため、帳簿の証拠力を高めるような設計となっています。※あとで帳簿を見返して、過去の記録をちょこちょこっといじることはできないようになっています。
他の会計ソフトを使っていると、ここが一番慣れないところではないかと思います。『どこで仕訳を削除できるんでしょうか?』とよく質問を受けます。仕訳帳から訂正・削除しましょう。
勘定科目残高一覧を注意して見よう
【取引の確認】の勘定科目残高一覧を開くとこのような画面がでてきます。
マイナス残高になっている勘定科目や前月末と比較して著しい増減があれば、その勘定科目に入力誤りがある可能性があります。
また、ずっと残高が残っている勘定科目についても『なんでやろ?』と原因を究明してくださいね。勘定科目をダブルクリックすると、ドリルダウンできるので、その原因が分かります。
売掛金や買掛金といった勘定科目は取引先別に残高を見て、売掛金が滞留していたり残高がマイナスになっていないか確認を。売掛金の回収漏れや請求書からの売上計上漏れなど、間違いが発見できます。取引先別残高も、売掛金や買掛金をダブルクリックすることでドリルダウンして見ることができるのでお試しを。
現金残高がマイナスになっていませんか?毎月の概算減価償却費は計上されていますか?給与は計上されていますか?月次の概算の棚卸資産や仕掛品は計上されていますか?などなど、仕訳の抜けがないよう気を付けてくださいね。
月次チェック報告書を税理士事務所へ送信しよう
月次の仕訳の入力チェックが終わったら、月次チェック報告書を会計事務所へ送信してください。
会計ソフトのメニュー右側にある【巡回監査の準備】月次チェック報告書を開くと下記のような画面が開きます。
こちらで当月の仕訳データの最後の確認や会計事務所へ連絡すべき事項をチェックして、上部の【事務所へ送信】をクリックして報告ください。
会計事務所では報告内容と入力されたデータを事前にチェックして訪問することができ、
現場での巡回監査の時間を短くし経営数値の説明や経営相談に時間をかけることができます。
まとめ
・仕訳の訂正は仕訳帳から。
・仕訳に誤りがないかの確認は勘定科目一覧から。
・月次の入力が終わったら、会計事務所へ事前報告を。
取引も会計処理もシンプルにすれば、
経理事務も生産性もあがります。
シンプルを意識しましょう。
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