80対20の法則。どこに20%があるのか宝探しをしませんか。
2015年11月17日
80対20の法則をご存知でしょうか?
80対20の法則とは、投入、原因、努力のわずかな部分が、産出、結果、報酬の大きな部分をもたらすという法則である。
例えば、売上や利益の80%は20%の常連の方によりもたらされていたり、商品のラインナップのうち20%のもので売上の80%を占めているということが往々にしてあるそうです。
不思議ですが、そのような法則が成り立つそうです。
現象として成り立つのですから、受け入れるしかない。
さて、自分の行っている20%部分の努力によって、お客さんが来てくれていると知ったとき、あなたならどうしますか?
・残り80%部分に時間やお金を投入して引き上げる。
・20%部分に時間やお金を投入してさらに引き上げる。
正解はひとつではないでしょうし、会社の置かれている環境によって戦略は違ってくるでしょう。
しかし、こと小さい会社だと成功する確率の高いところにお金と時間を投入しなければいけません。せっかくうまく行き始めたのに経営の方向を間違えてしまい収益基盤を失ってしまうこともあるでしょう。
どこが20%部分なのか理解しましょう。
自社の商品・サービスの核は何なのか?
20%の利益をもたらしてくれているお客さんは誰なのか?
そのお客さんは何を期待しているのか?
そのお客さんとの関係性は深まっているのか?
長時間労働をしたから、たくさんの報酬や成果がもたらされるということはありません。お金は外から内に入ってくるので、外との関係性、そしてその収益の源泉となる20%部分はどこかを明確にして強化していくことが大切でしょう。
規模が小さいとお金も時間もなかなかありません。
時間をどこに配分するか。時間をどう捻出するか。
分析のための情報は会計数値だけではありませんが、ざっくりと自社を理解するためにもまずは月次決算で分析を。
見つけた20%に飛躍のヒントが隠されています。
それではまた。