小学生への税務教室を行った話。小学生も国のことを考えている。
2015年7月16日
小学校で税務教室の先生をしてきました。
初めての経験です。
先生をするからには、何か掴んで帰ってもらいたいと思うと同時に、自分の興味として、税金が必要だと思っている子どもはどのくらいいるんだろう?税金はいらないという子どもはいる?なんて、考えながら学校へ向かいます。
学校へ向かうと、校長先生が迎えてくれ、暫し雑談。授業を見に来られるということを聞いて、また緊張が高まる^^;
教室に向かうと、先生がDVDプレーヤーやスクリーンなど準備を整えてくれていて、子どもたちの整列もビシッと仕切ってくださり、授業がしやすいよう環境が整っています。とてもありがたい。
授業は子どもたちに税金のことを知ってもらうとともに、税金が納める金額より使われる金額の方が大きいことについて、一緒に考える時間を持ちました。
当初の興味のあった、
税金は必要だと思うか思わないか
については、ほぼ全員が税金が必要だと手を挙げてくれ、必要ないと答える子どもはゼロ。それでも、税金がなんなのかという話になると、あまり反応がない。。^^;
税金は必要だと思うけれど、なぜ必要なのか腑に落ちている子どもは少ないのです。
だから、子どもに、
「消費税が8%から10%にあがるけど、いい?」
と聞くと、ほぼ全員が、
「えー!嫌だー!」
と答える結末でした。
僕も消費税があがることはあまりいいと思っていません。子どもと一緒で、「嫌だー!」です。
それでも、現状、僕らが納める税金より使っている金額が大きい。どうにかしないと、ほんとに国はマズイことになってしまう。
僕らに何ができるか?
小学生のみんなは色々とアイデアを出してくれます。そのなかでも「健康でいてなるべく病院に行かないこと」や「火事にならないようにすること」は、一人一人が気をつけて実践できる取り組み。小学生でも国のためにできることはたくさんあります。
小学生の中にはもっと税率をあげて、借金を返してから税率を低くしたらいいと思うと話してくれる子もいました。
小学生も節税(税金を使わないよう節約する)を考えている。だから、国会議員の方もぜひ、普通の感覚を持って政治を行ってもらいたいものです。オリンピックとかね!
それではまた。