会計に携わる人に読むことをお勧めしたい本「稲盛和夫の実学」
2015年3月6日(金)
最近、再読している本があります。
この本は、会計って世の中のためになっているんだろうか?と、少し疑いの目を持つようになっていたその頃、出会った本です。
まえがきより
日本経済は成熟化し、成長神話は崩れ去り、複雑なグローバル掲載の中に組み込まれている。このような時代においては、経営者は、自社の経営の実態を正確に把握したうえで、的確な経営判断を下さなくてはならない。そのためには、会計原則、会計処理にも精通していることが前提となる。
真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字は、すべていかなる操作も加えられない経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなければならない。損益計算書や貸借対照表のすべての科目とその細目の数字も、誰から見ても、ひとつの間違いもない完璧なもの、会社の実態を100パーセント正しくあらわすものでなければならない。なぜなら、これらの数字は、飛行機の操縦席にあるコックピットのメーターの数値に匹敵するものであり、経営者をして目標にまで正しく到達させるためのインジケーターの役割を果たさなくてはならないからである。
監査という仕事は華やかなものではなく、どちらかというと地味な仕事で、やりがいを感じにくいかもしれません。
そんななか、会計が世のため人のためにとても重要な役割を果たしている、
監査はそれを支えている、ということを認識させてくれる一冊です。
会計を生業とされている方、
また、会社をより発展させていきたい経営者の方に、
この本はお勧めです。
力が湧いてきます。
それでは今日も真の会計人を目指して行ってきます。
それではまた。