介護報酬の引き下げ、改善されぬ介護人材の不足。そんな中、ヘルパーの平均年収416万、人材が集まるNPO法人があるらしい。
2015年1月17日(土)
NHK総合の週間ニュース深読みで介護報酬の引き下げについての特集が放送されていた。
介護の現場は給料の安さから働き手が集まらない。働き手が集まらないから一人当たりの仕事量が増える。一人当たりの仕事量が増えるから重労働になる。重労働であるにも関わらず給料が安いから、一層働き手が集まらない。
そのなかで、今回また介護報酬の引き下げが行われる。以下、東京新聞のコラムにも介護現場が崩壊するのではないかというコラムが掲載されている。
介護保険から個々のサービスに対して事業者に支払われる介護報酬が、四月から全体で2・27%引き下げられる。人手不足がより深刻になり、介護の現場が崩壊しかねない。
介護職員の人手不足は深刻化している。最大の要因は賃金の低さだ。常勤のホームヘルパー、施設職員の平均月収は全産業平均よりも約十万円低い。人手が足りないため過酷な勤務状況にならざるを得ず、離職率も高い。昨年十一月時点で介護関係職種の有効求人倍率は二・五一倍と、全職業の一・〇四倍を大きく上回っている。
番組内でも介護報酬の引き下げや団塊の世代の高齢化により、さらに介護現場での人手不足が懸念されていました。
そのような環境のなかで、ヘルパーの数を少しずつ増やしているNPO法人が紹介されていました。
NPO法人グレースケア(http://g-care.org/index.html)
お金で担い手を
ここで働くヘルパーさんの平均年収は416万円と平均300万円と言われるヘルパーの年収と比較すると約100万円以上多い。
その主な理由は、1時間あたり3千円〜4千円で介護保険適用外のサービスも行っているからである。
以下の通りグレースケアのホームページにはサービスの詳細が記載されている。サービス内容や料金が分かり易く明記されているので、利用者は安心して利用できると思う。
http://g-care.org/service/care.html
利用者はヘルパーを指名でき、多様なサービスを利用できる。そして、介護職員の年収も上がる。開設当初はヘルパーの人数は10名であったのが今では90名と働き手も集まっている。
給料だけが仕事の魅力ではない。それでも、働き手のお金のこと、国も事業者も考え改善しなければ人は離れていく。
私たちは自分たちの生活をより良くするために行きている。
人の生活を良くし、自分の生活も良くなる、
そんな仕事環境を作れるよう努力。
それではまた。