「就活のバカヤロー」を読んで 就活はマッチポンプ劇場
最近、炎上したニュースはこれ。
(1/2) リクナビは「就活生を煽りすぎ」では 「企業エントリー数」競わせるやり方に批判の声 : J-CASTニュース
なぜ、就職情報会社は就活生を煽る必要があるのか?
その疑問に答えてくれるのが 就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇 (光文社新書) 。不安を煽り、その不安を解決する商売方法を俗にマッチポンプといいます。
就職情報会社は企業と学生を繋ぐことで利益を上げています。
しかし、そこに企業と学生がベストマッチで成約したかどうかという評価基準はありません。つまり、企業は欲しい人材を獲得できることや、学生が思った会社で働けるようになることは二の次であり、どれだけ多くの企業や学生を自分の縄張りに取り込めたか、ただそれだけでのみ利益が上がる仕組みになっています。
学生の立場
多くの企業が登録している → 学生にとって魅力的な情報サイトに見える → 学生は登録しないと他の就活生にとって不利だと思ってしまう
企業の立場
多くの学生が登録している → 企業にとって魅力的な情報サイトに見える → 企業は広告費を払ってでも就職情報会社を利用しないと人材を獲得できないと思う
魅力的に見えることだけで商売が成立してしまう仕組みに疑問を持ち、疑いの目を持って就活をすることが大事。就活生も中小企業の社長も、就活市場がどこで誰からお金を稼ぐ仕組みになっているのかを知り、無駄に不安を煽られ踊らされてしまうことがないようにしよう。
甘い言葉に騙されるなよ!みんなの幸運を祈る!
就活のバカヤロー?企業・大学・学生が演じる茶番劇? (光文社新書)
- 作者: 大沢仁,石渡嶺司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/08/05
- メディア: Kindle版
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