福井県池田町「木活」事業スタート わんぱく冒険の森(仮称)
新聞スクラップ
出典:2014年3月20日 福井新聞
木活(もっかつ)プロジェクト
池田町は二〇一四年度、町内の大半を占める森林資源を活用して産業の活性化を図る「木活(もっかつ)プロジェクト」をスタートさせる。体験しなが ら木の良さを学べる“木育(もくいく)”の拠点施設整備や、おもちゃの開発などに取り組み、暮らしの中で日常的に木が使われる仕組みづくりを進める。 (山本真喜夫)
木育の拠点として、さまざまな木製遊具を配置した「わんぱく冒険の森」(仮称)を、既存の屋外レジャー施設を取り込んで整備する計画。三ヘクタール以上のエリアを想定しており、一四年度に調査設計と用地購入を終え、一五年度夏には一部オープンさせたい考えだ。
木工品の製造や体験を担う「木の里工房」(薮田)は、町内外の木のおもちゃを集めた美術館としてリニューアルする。県が交流を進めるブータンなど世界のおもちゃや民具もそろえ、一四年度内の開館を目指す。
その一環として、積み木にこだわったおもちゃ作りにも挑む。町内産の木材を使い、デザイナーや大学とも連携して開発し、町内の事業者が製造を担当 する。事業を積極的に推し進める杉本博文町長は「一口に積み木と言っても、その種類はさまざま。子どもたちの想像力を育むのに最適」と話し、一歳の誕生日 に木のおもちゃを贈る「ウッドスタート」を推奨する。
プロジェクトでは、間伐材の有効活用に向けた木質ボイラーの導入や、組織・人材育成のための事業も組み、一四年度は当初予算案に計五千百四十五万五千円の事業費を盛った。
出典:中日新聞:池田町「木活(もっかつ)プロジェクト」 新年度からスタート:福井発:日刊県民福井から(CHUNICHI Web)