定額モデルの成功とクラウドファンディング。
2016年7月18日
つい今日まで、huluという動画配信サービスを利用していました。
その期間、3ヶ月ばかり。
利用した目的は、見たい海外ドラマがあったため。
解約した理由は、見たい海外ドラマを見終わったため。
私にとってお金を払う理由が、結局のところ、見たい動画を見るためだけだったから。そこにhuluに対する思い入れも何もなく、いち消費者として利用しました。
さて、これから本も定期同額で読めるサービスがでてきます。
月980円(定額)だと、本を1冊買うよりも安いので、必要な本があれば利用したいところです。
思うに、定額のコンテンツのなかに放り込まれた並列の商品は、価格による差別化がないため、どうしても見たかった動画も、見たいと思わない動画も、同じ価格。定額なので、そのコストを払ってしまえば、実感として一つ一つのコンテンツはゼロ円。
定額モデルが流行れば、将来的にコンテンツは無料に収束していくでしょう。
コンテンツが無料ということは、コンテンツを制作する費用はどこから出てくるのか?
その答えは読みたい・見たい人が作り手にお金を直接渡すようになるんじゃないでしょうか。
ひとつの手段として、クラウドファンディングがあります。
クラウドファンディング - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
コンテンツが無料化していく流れの中で、読みたい・見たいという人と作りたいという人を直接つなぐことが、今後さらに大切になっていくように感じます。消費者と作成者がより感情的につながり、作成者を継続して支援する仕組みにつながるのではと期待しています。
定額モデルによる既存のビジネスモデルの破壊とその不安は非常に大きいのですが、それよりもクラウドファンディングによる新たな創造にワクワクします。